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システム保守とは?業務内容やメリット・デメリット、費用相場まで解説 

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システム保守とは?業務内容やメリット・デメリット、費用相場まで解説 

最終更新日:

2025.4.8

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「システム保守運用の費用が高すぎるのでは?」と感じたことはありませんか?システムの安定運用は企業の業務効率やセキュリティに直結するため、適切な保守運用が欠かせません。

しかし、具体的な費用相場や業務内容を知らないままでは、適切な判断が難しいはずです。そこで、この記事では、システム保守の仕事やその費用相場について詳しく解説します。さらに、システム保守と運用の違いや、契約書に関するポイントについても触れるため、ぜひ最後までお読みください。

システム保守とは?

システム保守とは、情報システムが安定して稼働し続けるために不可欠な業務のことです。また、システムが常に最新の状態を保ち、セキュリティが確保されていることも保守の重要な役割の1つです。

加えて、システム保守は単に既存のシステムを維持するだけではなく、システムの改善や拡張も視野に入れることも増えてきました。利用者の要望やビジネス環境の変化に応じて、システムのアップグレードや機能追加を行うことで、より効率的で価値の高いシステムへと進化させることもできるでしょう。

なお、システム保守の作業を効率的に、かつ計画的に実施するためには、専門的な知識と技術が不可欠です。そのため、多くの組織ではIT部門を設け、専門のスタッフがシステム保守を担当しています。

また、システムの規模や専門性が高い場合には、外部のITサービスプロバイダーと契約し、その業務を委託するケースも少なくありません。

システム保守とシステム運用の違いは?

システム保守とシステム運用の違いは、主に担う役割です。

システム保守は、主に有事の際に動きます。例えば、システムが突然ダウンした場合、システム保守担当者は原因を特定し、迅速に修正を行います。

一方で、システム運用は、システムが正常に作動するよう監視し、ログを取るなどの平時の管理が主な業務です。ルーティンワークが中心であり、システムのパフォーマンスを定期的にチェックし、異常がないかを確認します。

このように、システム保守とシステム運用は、それぞれ異なる役割を持ちながらも、相互に補完し合うことでシステムの安定稼働を実現するものだと覚えておきましょう。

システム保守の業務内容は主に2種類

システム保守の業務内容は、主に予防保守と障害対応という2つの大きな柱に分けられます。

予防保守は、システムに不具合が生じることを未然に防ぐための活動であり、定期的なメンテナンスやアップデート、パフォーマンスのモニタリングなどを通じてシステムの健全性を維持します。

一方、障害対応はシステムにバグやトラブルが発生した際に迅速に対処し、システムの正常な運用を回復させるための作業です。

より詳しく、2つの業務内容を確認しましょう。

未然に防ぐ予防保守

予防保守は、主にシステムの稼働状況や利用状況を分析し、将来的なリスクを予測することで問題を未然に防ぐことが目的です。例えば、システムの負荷増加が予想される場合、事前にリソースの増強や最適化を行うことで、システムダウンに関するリスクを減らすことができます。

また、セキュリティ面では、定期的なソフトウェアのアップデートやパッチの適用により、セキュリティホールを塞ぎ、外部からの攻撃に対する備えを固めることも求められます。

バグやトラブルなどの障害対応

一方で障害対応では、不測の事態に迅速かつ的確に対処します。システム障害が発生した場合、まずはその原因を特定し、最短時間で復旧作業に取り掛かる必要があります。

この過程で、障害が発生した要因を詳細に分析し、将来同様の問題が起きないように対策を講じることも大切です。また、障害が起きた際には、関係者や利用者へのコミュニケーションも不可欠です。

  • 予防保守

  • 障害対応

上記のシステム保守は、システムを安定的に運用し続けるための裏側で行われる地道な作業ですが、その重要性は計り知れません。予防保守によってシステムの信頼性を高め、障害対応によって発生した問題を迅速に解決することで、ビジネスの継続性と効率性を保つための基盤を支えるものです。

システム保守の業務一覧

より具体的にすると、システム保守における主な業務の一覧には、以下が挙げられます。

  • メンテナンス業務(サーバー、ハードウェア、ネットワーク)

  • 周辺機器の管理と入れ替え

  • セキュリティ対策

  • バックアップ

  • アップデートの修正対応

  • バグと不具合への対応

  • 復旧作業

メンテナンス業務(サーバー、ハードウェア、ネットワーク)

システム保守運用の中核を成すのが、サーバー、ハードウェア、ネットワークのメンテナンス業務です。例えば、サーバーの定期的な再起動やハードウェアの故障予防、ネットワークのトラフィック監視などが挙げられます。

いずれも、システムのダウンタイムを最小限に抑え、業務の継続性を確保するものです。システムの安定稼働は企業活動にとって基盤となるため、メンテナンス業務には細心の注意を払い、計画的に実施します。

周辺機器の管理と入れ替え

周辺機器の管理と入れ替えも、システム保守の重要な業務の1つです。プリンターやスキャナー、ルーターなどの周辺機器が正常に動作しないと、業務全体に支障をきたすからです。

そのため、定期的な点検と必要に応じた入れ替えを行うことで、業務の効率を維持し、トラブルを未然に防ぎます。特に、使用頻度の高い機器に対しては耐久性や性能の低下に注意し、適切なタイミングでの更新も実施します。

また、新しい技術の導入に伴う周辺機器のアップグレードも、業務効率化に寄与するため、常に最新の状態を保つことが好ましいです。

セキュリティ対策

セキュリティ対策では、情報漏えいや不正アクセスを防ぐために、ファイアウォールの設定やウイルス対策ソフトの更新、アクセス権限の管理などを行います。日々進化する脅威に対応する必要があるため、最新のセキュリティ情報に常に留意し、迅速に対策を講じる必要があるからです。

また、従業員へのセキュリティ意識の啓発や教育も、全体としてのセキュリティレベルを高める上で重要な役割を果たします。このことから、社内の担当者に向けたレクチャーや情報共有を行うこともあります。

バックアップ

他にも、データの損失を防ぐために定期的にデータのバックアップを行うことで、万が一のトラブルが発生した際にも迅速にデータを復旧できます。結果、業務の中断を最小限に抑えることができ、企業の信頼性を維持することにも役立つものです。

なお、バックアップの手法には、オンサイトやオフサイト、クラウドを利用したものなど、多岐にわたる選択肢が存在しますが、それぞれのリスクを考慮した上で最適な方法を選択することが肝要です。

アップデートの修正対応

システムやソフトウェアのアップデートは、機能の向上やセキュリティ強化、既存の不具合修正を目的として定期的に行われます。しかし、アップデートによって新たなバグが発生することも少なくありません。

そのため、システム保守の業務では、アップデート後にシステムの動作を確認し、発生した問題に対して必要な修正対応を迅速に行います。結果として、システムの安定性を保ち、ユーザーに対するサービスの質を維持できます。

なお、アップデートのプロセスには、事前のリスク評価やテスト環境での検証によって影響を最小限に抑えることも大切です。

バグと不具合への対応

システム運用中には、想定した使い方ではない場合、または過負荷の状況における一過性のバグや不具合が発生します。こうした問題が発生した際には、原因を素早く特定し、適切な修正を行うことで、システムの正常な動作を取り戻すことも保守の1つです。

バグ修正には、ソフトウェアのコード改修やパッチの適用、ハードウェアの障害部品の交換などを行います。また、不具合が発生した際、関係者への適切な情報提供と調整を行うこともあるでしょう。

復旧作業

最後に、復旧作業としてバックアップからのデータ復元、システムの再起動、ネットワークの再設定など、状況に応じた様々な方法を行うこともあります。業務への影響を最小限に抑えるために迅速な復旧作業は、意外にも多くあるものです。

また、復旧後は原因分析を行い、同様のトラブルを未然に防ぐための対策を講じることが、将来的なシステムの安定運用に繋がります。このことから、必要に応じたアップデートや対応を実施することも少なくありません。

システム保守の重要性が叫ばれる4つの理由

システム保守の重要性が叫ばれる理由は、主に以下の4つです。

  • 業務の安定性を保てる

  • セキュリティを向上できる

  • 業務を効率化できる

  • コスト削減を狙える

業務の安定性を保てる

システム保守の目的の1つは、業務の安定性を保つことです。システム管理を徹底して行うことで、トラブルやバグの発生を最小限に抑えることができます。

例えば、システムが突然ダウンすると、通常業務に大きな支障をきたし、取引相手との信頼関係にも悪影響を及ぼしかねません。システム保守は、こうしたリスクを未然に防ぐための重要な役割を果たしています。

セキュリティを向上できる

システム保守は、セキュリティの向上にも貢献するものです。システムには膨大な顧客データや機密情報が含まれており、情報漏えいの対策を講じることは企業の責任とも言えます。

この際、システム保守運用を適切に行うことで、セキュリティホールを早期に発見し、対策を講じることができます。例えば、定期的なセキュリティパッチの適用や、不正アクセスの監視などが挙げられます。結果として、情報漏えいやサイバー攻撃から企業を守ることができるのです。

業務を効率化できる

システム保守は、業務の効率化にも貢献します。システムのトラブルやバグに対処し続けることで、システムは改善・改修され、より効率的に動作します。

例えば、システムのパフォーマンスを向上させるための改善や、ユーザビリティ向上を図るためのインターフェースの改良などです。システム保守は平常運転を支え、有事の際に迅速に対応できる体制が整い、結果的に業務効率の向上まで期待できるでしょう。

コスト削減を狙える

最後に、システム保守はコスト削減を狙えることも理由の1つです。無駄な動作やバグの元となる挙動を解消することで、システムの運用コストを低減できるからです。

例えば、ある企業が利用しているシステムで頻繁にサーバーがダウンし、そのたびに業務が中断されるとします。このダウンタイムは、業務や顧客への対応に遅れを引き起こし、結果として企業の信頼性に影響を与えるはずです。

このような状況でシステム保守が行われると、システムの弱点を特定し、必要な修正やアップデートが行われます。そして、ダウンタイムが減少すると業務の中断も少なくなり、従業員は業務に集中できます。

結果として、顧客サービスの向上が見込まれ、最終的には企業の生産性が向上するというようにコストを削減して業務効率を高めることが可能です。

システム保守は内製化?外注?

システム保守は内製化するか、外注するかという問題は、多くの企業が直面する意思決定の1つです。では、どのように選べば良いのか、以下の2つに分けて紹介します。

  • 自社で対応できるなら内製化

  • 大規模または複雑なら外注・アウトソーシング

自社で対応できるなら内製化

簡単な操作で保守が可能なシステムの場合、内製化のメリットが大きくなります。例えば、シンプルなWebサイトやアプリケーションで、日常的な更新作業が主な保守業務である場合、非エンジニアでも容易に対応可能です。

また、DXでも馴染みのあるRPAの導入による業務自動化や、ノーコードシステムの整備を行うことで、非専門家でも保守作業を担えることもあるでしょう。この場合は、社内のリソースを有効活用でき、コスト削減にも繋がります。

大規模または複雑なら外注・アウトソーシング

大規模なシステムの保守作業では、プログラミングスキルだけでなく、セキュリティ、ネットワーク、トラブルシューティング、プロジェクト管理といった広範な知識が求められます。こうした高度な技術を持つITエンジニアの採用や育成ができない場合、外注することが望ましいです。

ただし、外注には高いコストがかかるため、外注する業務は慎重に選定し、シンプルな保守業務や自動化が可能な領域は内製化するなど、バランスの取れたアプローチが必要でしょう。

【関連記事】システム運用保守でおすすめの会社|サポートまで依頼するならチームを構築

システム保守を開発元や外部に委託する3つのメリット

システム保守を開発元、外部に委託するメリットは以下の3つです。

  • コア業務にリソースを充てられる

  • 費用を削減できる

  • 安定した基盤で品質を高められる

コア業務にリソースを充てられる

システム保守を開発元や外部の専門業者に委託する最大のメリットは、社内リソースをコア業務に集中できる点です。保守作業は専門的な知識と継続的な注意を要するため、自社で行う場合、システム管理者やエンジニアの貴重な時間が割かれてしまいます。

しかし、保守を外部に委託することで、製品開発やサービスの向上といった本来の業務に時間を振り分けることが可能となり、結果的に企業の競争力も高まりやすいです。

費用を削減できる

また、外部にシステム保守を委託することで、エンジニアの教育費や自社拠点への投資も減少します。保守業務には最新の技術を習得するための継続的なトレーニングが必要であり、相応のコストがかかるものです。

さらに、自社で保守体制を整えるためには、適切な設備やセキュリティシステムの導入が必要となり、これもまた大きな初期投資を必要となります。このコストも外部委託によって大幅に削減することができ、その分を他の事業展開や設備投資に回すことが可能です。

安定した基盤で品質を高められる

最後に、外部に委託することで365日24時間体制のサポートを受けられる場合が多く、システムの安定性が大幅に向上します。また、専門の業者は多様なクライアントのシステムを扱っているため、その豊富な経験と知見を活かし、システムの品質向上にも貢献します。

加えて、人材の管理も楽になり、万が一の際にも迅速に対応してもらえるため、企業は安心してコア業務に注力できるでしょう。優れた開発会社であれば、ブラッシュアップの新たな提案を受けることも可能なため、新しいビジネスチャンスに繋がることもあります。

システム保守を委託・アウトソーシングする3つの注意点

システム保守を委託・アウトソーシングする際には、以下3つの注意点に留意してください。

  • 保守の範囲と業務を明確化する

  • ノウハウを社内で蓄積できる環境を作る

  • 費用や期間を厳格に決める

保守の範囲と業務を明確化する

システム保守をアウトソーシングする際には、何よりもまず保守の範囲と業務内容を明確にすることが肝要です。

  • 日常的な運用監視

  • 障害発生時の対応

  • システムのアップデート

  • バージョンアップ

など、保守業務の全体像を綿密に定義し、委託する業務と自社で担当する業務の境界を明確にします。主に、業務委託先との認識の齟齬を避け、スムーズなコミュニケーションと業務の遂行を図ることが目的です。

ノウハウを社内で蓄積できる環境を作る

アウトソーシングは便利ですが、システム保守のノウハウが社内に蓄積されないこともリスクです。例えば、委託することで短期的にはコスト削減や業務の効率化が見込めるものの、長期的には自社の技術力の低下やベンダーロックインを引き起こします。

そのため、委託先からのフィードバックを受けながら、社内での技術継承や人材育成の体制を整えることが不可欠です。定期的なレビュー会議を設け、委託先との知識共有を図りながら、社内のスキルアップを目指しましょう。

※ベンダーロックインとは、顧客が特定のサプライヤーの製品やサービスに依存する状態のこと。

費用や期間を厳格に決める

最後に、システム保守をアウトソーシングする際には、費用や契約期間を含め、契約条項を厳格に決定しましょう。

  • 契約期間

  • 更新条項

  • 保守業務の範囲

  • 保守に伴う費用

  • 秘密保持に関する規定

  • 損害賠償に関する規定

など、契約内容を明確にし、双方の合意のもとで文書化することが求められます。また、情報漏えいのリスクを考慮し、機密情報の保持に関する契約も締結することが必須です。予期せぬトラブルが発生した際の対応策や、中途解約時の条件などを明確にし、リスクを最小限に抑えましょう。

現在の保守企業からの乗り換えはこちら保守移管とは?システムの運用・保守を引き継ぐ方法と費用をプロが解説

システム運用・保守の費用相場は開発費の5〜15%

一般的に、システム保守費用は開発コストの5%~15%が目安です。以下は、開発コストが最大1,000万円までの範囲で、システム保守の費用相場を計算してまとめてみました。

開発コスト(万円)

保守費用(5%)(万円)

保守費用(10%)(万円)

保守費用(15%)(万円)

100

5

10

15

200

10

20

30

300

15

30

45

500

25

50

75

1,000

50

100

150

実際の保守費用は、プロジェクトの要件や運用の複雑さに応じて異なるため、適宜調整が必要です。

例えば、大規模な企業システムでは、保守費用も高くなる傾向があります。逆に、小規模なシステムや単純なアプリケーションでは、保守費用を比較的安く抑えられることが多いでしょう。

システム保守費はどの勘定科目になる?

システム保守費用は、一般的に「修繕費」や「前払費用」として計上します

修繕費は、システムの故障や不具合を修理するための費用として分類します。一方、前払費用は、契約期間が1年未満の場合に適用し、例えば年間契約で支払う保守費用などが例です。

他にも、システム保守費用は「支払手数料」や「事務用品費」として分類することもあります。例えば、システム保守契約に含まれるサポートサービスの一部が手数料として計上される場合や、システムの一部として使用される消耗品が事務用品費として計上される場合です。

なお、システム開発費用は「資産計上」とし、保守費用とは異なる勘定科目に分類するケースが多くみられます。

まとめ

システム保守は、システムの安定稼働を支えるために、メンテナンス、セキュリティ対策、バックアップ、アップデート対応、バグ修正など多岐にわたる業務です。この業務を適切に行うことで、企業は業務の効率化、セキュリティの向上、コスト削減を実現できます。

システム保守の費用相場は、一般的に開発コストの5%~15%を目安に見積もられ、システムの規模や複雑さによって変動します。

システム保守の業務は地味に見えるかもしれませんが、その重要性は計り知れません。適切な保守運用を行うことで、企業はトラブルを未然に防ぎ、業務の効率化と信頼性の向上を実現することが、企業の成功につながるでしょう。

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システム保守に関するFAQ

システム保守は英語でなんという?

システム保守は英語で「system maintenance」といいます。また、システム運用保守全般を指す場合は「system operation and maintenance」とも表現されます。いずれの用語も、システムの正常な稼動を維持するための活動全般を指すものです。

システム保守とシステム運用はまとめてもいい?

基本的には、技術がない限りシステム保守とシステム運用はまとめて考えない方が無難です。多くの開発現場では、新しいシステムの構築にばかり資金を投じやすい状況のはずです。

しかし、長期的に成功するサービスやプロダクトを作るためには、保守と運用を別々に考え、それぞれに十分な予算を割り当てることが大切です。一緒にすると、どちらかが疎かになり、結果的にシステム全体の信頼性が低下することもあります。

システム保守契約書に記載すべき内容は?

システム保守契約書には、以下の内容を記載しましょう。

項目

詳細

保守範囲

保守対象のシステムや機器

対象システム全般

実施時間と方法

保守対応の時間と方法

24時間365日対応

報酬のタイミングと方法

料金の発生と支払いタイミング

月末締め、翌月払い

秘密保持

取得した機密情報の取り扱い

業務中の機密情報の保護

損害賠償

損害発生時の対応及び賠償額の上限

賠償額の上限設定

契約解除・中途解約

契約の解除条件や中途解約時の対応

解除条件の具体的な記載

いずれも明確にすることで、双方の責任範囲を明確にし、トラブルを未然に防ぐことができます。

システム保守契約には収入印紙が必要ですか?

システム保守契約には、業務内容によっては収入印紙が必要となる場合もあります。

具体的には、請負に関する文書(2号文書)に該当する業務を依頼する場合、収入印紙が必要です。一方で、単なる作業の提供や継続的な業務支援の場合は、収入印紙が不要な場合もあります。

システム保守の年収は?

システム保守の年収は、厚生労働省のJob tag掲載のデータによると平均で534万円です。一方で、求人サイト等ではこの水準よりも低い約400万円前後が主流でした(弊社調べ)。

この年収は、企業の規模や地域、個人の経験やスキルによって異なります。例えば、大手企業や都市部での勤務の場合、年収が高くなる傾向にあるでしょう。

参考:運用・管理(IT) - 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

システム保守契約は請負と準委任どちらが正解?

システム保守契約は、業務の性質上、準委任が適しています。システム保守が継続的な業務であり、特定の成果物を求めるものではないからです。

準委任契約では、業務の遂行自体が目的となり、成果物の納品が求められません。これに対し、請負契約は特定の成果物を納品することが求められるため、システム保守の業務内容には適さない場合が多いです。

【関連記事】準委任契約とは?メリット・デメリット、派遣との違いを解説

システム保守の仕事で損害賠償を請求されることはある?

システム保守の仕事では、損害賠償を請求されることがあります。そのため、契約書には損害賠償に関する条項を明記することが重要です。

例えば、システムの障害が原因で顧客に損害を与えた場合、賠償責任を問われることもあります。契約書には、賠償額の上限や賠償の範囲を明確に記載し、リスクを管理しましょう。

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